NOVOSENSEは、PCIM Europe 2024で車載LED向け最新の16/24チャネル駆動チップを新発表しました。コンパクトで集積度の高いNSL 21916/24は、16/24チャネル駆動のオプションをご提供し、かつ柔軟な調光と制御機能を備えた車載グレードのチップです。
NSL21916/24は、機能性、安全性、美観のデザイン要件を満たすために開発された新しい車載照明システムにより、高チャネル数のリニアLEDドライバの需要に対応するために開発されました。。NSL 21916/24は、自動車のリアライトやフロントライト、一般的な車内や車体照明などのアプリケーションに使われています。NOVOSENSEは、2024 PCIMにおいて、リアライトに使われるこの新たなICのデモを展示しました。
NOVOSENSEの製品部マーケティングディレクターのYang WANG氏は、「アッセンブラーが高輝度、先進的な機能、多様なカスタマイズと美観的な要件を備えたシステムの構築を追求し続ける中、LEDは車載照明システムの不可欠な部分です。最新の高性能動的照明システムには、高性能のマルチチャネルLEDドライバが必要です。高集積のNSL 21916/24は、柔軟なLED制御を提供し、追加コンポーネントの必要性を最小限に抑えながら、この要求に応えるために開発されました」と発表しました。
AEC-Q100 グレード 1(-40°< Tj < 150°>)に認定したNSL 21916/24は、各チャンネルの個別制御と最大100 mAのハイサイド電流をサポートします。2ビットのグローバルおよび6ビットの個別電流設定と、12ビットの独立したPWM調光および位相シフトPWM調光機能により、正確で柔軟なLED輝度制御を実現できます。オンボードプログラムEEPROMは、同じデバイスが異なるアプリケーション向けの配置を可能にさせ、内蔵のUART/デジタルインタフェースは幅広い制御と診断機能の実現をサポートできます。標準的なCAN物理層を追加されたため、当該インタフェースは遠距離ボード間通信を可能にされている同時に、EMCに影響しないことを確保できます。
HTSSOP38パッケージとしたNSL 21916/24は、最大600 mV (@ 50 mA)の低電圧差を持ち、LED開回路保護、LED接地短絡保護、各LEDなりの短絡診断などの様々な制御機能も提供します。メインマイクロコントローラとの接続が切れたとき、オプションの監視タイマーは自動的に無効安全状態を設置することができます。特許を取得した熱分担方法は、過熱を防ぐために、シャント抵抗を通じて放熱できます。
PCIM Europeは、パワーエレクトロニクス、インテリジェントモーション、再生可能エネルギー、エネルギーマネジメントを網羅する最大級の国際展示会・セミナーです。1979年の初開催以来、このイベントは業界の専門家と学術の有名人が集う場として、最先端のトレンドとイノベーションを新発表してきました。このイベントでは、コンポーネント、ドライブ制御、パッケージングから究極のインテリジェント・システム・ソリューションに至るまで、バリューチェーン全体を効果的に紹介しています。
PCIM Europeは2024年6月11日から13日まで三日間、ドイツ・ニュルンベルクのMesse Nürnbergで開催されました。
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